2015年03月07日

決算で感じた社会保障のこと

 ようやく何とか今年の受験も終了しました。早慶他滑り止め私大は結果が返ってきた他、一部国立も合格が出てきました。完璧ではないですが、大雑把想定の範囲に落ち着きそうで、ブログもぼちぼち再開出来そうです。

 それと平行して進めなくてはいけないのが決算なのですが、今年からCARPE・FIDEMは法人化しているため、色々と手続きが面倒で面倒で……。試験の対応は終了したものの、雑務が無駄に多くて、思ったよりも暇でないのが寂しいところです。ストレス発散は「春のお疲れ様でした越後湯沢旅行」に賭けるしかないな、これは。

 ところで、手続きの中で役員報酬の選定があるのですが、これを見ていると社会保障費の高さには本当に驚かされます。普通の中小企業の場合、一般的には協会けんぽの健康保険と厚生年金とになるのですが、それぞれ9.97%と17.474%で、合算すると27.444%。普通は、使用者(社長)と従業員とで折半ですから、勤め人ならこの半分だけの負担なのですが、私は使用者側なので、個人支払いと法人支払いとで結局全額支払うことになります。しかも、これ年々上がっています。標準報酬月額で保険料が決まりますので、各種控除は利かないですし、何故か交通費まで報酬にカウントされるため、遠距離通勤の場合は洒落になりません。

 元々、激ワーキングプアの私の所得は雀の涙みたいなものです。所得税等は最初から低い(せいぜい10%あるかないか)ですし、中小企業の法人税はかなり低減(一定額以下は15%程度)されますので、嫌と言えば嫌ですが、現実的なラインです。しかし、総額にして給与の30%近い社会保障は、その中でも群を抜いて高い比率です。所得税は超過累進課税ですし、高所得の人の税金と社会保障費はあり得ない金額になりますよ、ホント。

 社会保障費を確保するために、近いうちに消費税の増税を検討するとの話がありますが、個人的には、多分もうそろそろ限界が来るのではないかと思います。年収300万円前後の人でも、かなり負担が大きい上に、それもどんどん増加しています。税金以上に、社会保障に潰される人が出てくるでしょう。

「明日のために頑張れども、暁に死す」

みたいな状態です。これはなかなかに笑えない。

 そうなると、必然的に発生するのが社会保障関係費の削減です。引きこもり当事者の会とかでは、よく「引きこもりにサポートを!」のような講演会を目にしますが、そんなの無理です。だって、国や自治体にはお金ないもの。普通の人達の医療や年金だって危ないのに、何もしなかった人達の保障を優先する理由はどこにもありません。

 昔と比べると、引きこもりの保護を訴えるようなニュースが取り上げられなくなった気がします。訴えれば訴えるほど、社会全体から白い目で見られるのが分かったためかも知れませんし、配信側も、当事者側の実態が見えてきて馬鹿馬鹿しくなったせいかも知れません。実際、自分できちんと計画を立て、社会に出て行っている当事者は一定数存在するのです。取り上げるなら、責任を持って努力している人に注目すべきでしょう。

 元気な人が支える社会保障システムですが、元気な人が疲弊していく中、引きこもり当事者への風当たりはどんどん厳しくなります。これまでは社会にも余裕があったため、多少の理不尽も許されてきたと思いますが、これからは皆余裕がないため、理不尽に対する寛容性はどんどん低下するでしょう。

 普通に行動している人が、当たり前のように評価される社会への途上なのかも知れませんが、引きこもりの現場からでも、それは見え隠れしています。
posted by Ecodog at 21:47| Comment(0) | 徒然なコメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする