2016年10月03日

引きこもり長期化のきっかけの一つ

 多分、大学が暇になったというのが原因の一つだと思いますが、先月位まで卒業生の子達と話す機会が何度もありまして、その中で定番のネタがありましたので、少し紹介しておこうかと思います。

 メモを取ることが出来なかったので、かなり適当ですが、概略を話すと以下のような感じになります。

卒「そう言えば、大学が休みになってから、久しぶりに不登校時代のときのことを思い出しましたよ」

E「ここ(CARPE・FIDEM)来る前の? どんなこと?」

卒「生きる世界が変わるんですよ」

E「何じゃそりゃ?」

卒「いや、大学が休みになって暇になると、何もしないじゃないですか?」

E「いやしろよ(笑)。って言うか、頼むから彼女くらい作れよ、マジで」

卒「まあまあまあ」

E「遅くとも20前半までには、自分の思い通りにならない世界があるって知っておいてだなあ……」

卒「はいはい。だから、生きる世界が変わるんですよ」

E「だから何だよ、それは」

卒「例えば、今自分は○○っていうソシャゲやってるんですけど、Ecoさん知ってます?」

E「いんや。最近のは全く分からん。おっさんやし」

卒「やるんですよ。ソシャゲじゃなくてもいいんですけど、毎日やる」

E「お前ホント暇なのな」

卒「まあまあまあ。で、それを続けると、何かそこの世界の住人のような気がしてくるんですよ」

E「そりゃまあ、その世界ばっか見てればそうだろうね」

卒「別に意識してそうしてるんじゃないんですけど、何かこう現実世界のことを見てないから、現実の方のことについて考える時間が相対的に減るんですよ。睡眠:ソシャゲ:現実=6:17:1みたいな」

E「……現実の1は何?」

卒「いや、親ウルサイんで」

E「あ、そう」

卒「それで、何かこう大学のこととか完全に夢の中の世界になってて、『大学って何だっけ?』とか。寝落ちして起きたときに最初に思うことが、ゲームの続きだったりとか」

E「折角大学入って引きこもりじゃなくなったのに、親が泣きそうな話だな」

卒「ドンマイですよ。でも、これって絶対に自分が引きこもりになったときと同じですって。これでヒキった記憶あるもん。現実世界の現実感を喪失した結果が、まさにコレですよ」

E「言っとくが、次はないですぜ?」

卒「それは大丈夫ですよ〜。そこまで馬鹿じゃないですよ〜」

E「はいはい」

卒「でも、この夢の世界にいるときって、本当に時間がワープするんですよ。マジで何日も夢の世界にいると、何か頭ボーっとしてて、夢の一時間で現実世界の半日位過ぎてる気がする」

E「さよですか」

卒「何年間も引きこもっている人たちって、絶対にワープしてますって」

E「まあ、それはホントっぽいけど。同じようなこと何度も聞いているし」

卒「でしょ? あれ絶対に危ない。ネトゲ廃人の息子とかいる親は、絶対回線切って、パソコンぶっ壊した方が良いって。本人達は、夢の中でワープしてる実感無いって。頭ボー」

E「夢からの強制帰還ですか?」

卒「Ecoさん、これコラムとかに書いて下さいよ。『ぶっ壊せ!』って。読む人結構いるんでしょ?」

E「ヤダ。強制的な措置って面倒なことになりやすいし、そこまで放置する家庭って、そもそも家庭運営の一般常識が吹っ飛んでること多いんで、トラブルが多過ぎて業務に支障出る。CARPEは、あくまで実情を理解している人達の塾なんだから。ダメ人間の矯正施設じゃありません」

卒「なら、せめてワープの話は書いて下さいよ」

E「はいはい」


 と、いう展開がありましたので、一応書きました。特に新しい話題ではありませんが、折角のリクエストですし。

 それにしても、夢の世界に逃げる人達は私も結構見てきましたが、基本的には精神的に自立出来てない、未熟な人が陥るみたいです。多少逃げる位は構わないと思いますが、逃げ続けは愚かとしか言いようがないと思います。多分、麻薬中毒に陥る人達と同じなんでしょう。自分にとって都合の良い世界ばかりを見ていたいという気持ちが、ストレートに出ているのでしょうか。

 そう言えば、精神的自立と言えば、また別の卒業生の子の話もありました。次はそれを書くことにしましょう。
posted by Ecodog at 03:09| Comment(2) | 脱ヒキの要点(当事者編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする