2012年04月13日

30過ぎ引きこもりの現状について

「引きこもったまま30歳を過ぎるとどうなるのですか?」

という質問がいくつか来ていましたので、これについても軽くまとめておきましょう。

 結論から言うと、

「死ぬことは無いが、上昇出来ない」

というのが現実です。つまり、

「死ぬ気で探せば、アルバイトなり何なりでギリギリ食いつなぐことは可能。しかし、その生活から這い上がることは出来ない」

ということです。

 今は、引きこもりや不登校にも格差というものがありまして、この格差は、大体20代(現実的には20代半ば)のうちにほぼ完全に確定します。先見性のある当事者は、勉強するなり対人関係の訓練をするなりで、いつか迎える、所謂「脱ヒキ」「脱不登校」のための準備をしていますが、何も考えていない当事者は、貴重な10〜20代の期間中、本当に何もしていません。当然、格差も倍々に広がります。

 CARPE・FIDEMは、昔からこの「格差上位」の人達が集まることが多かった関係で、社会一般に言われる「格差下位」の当事者と、「格差上位」の人達の両方と話す機会が複数回あったのですが、状況を見る限り、この差は、どう逆立ちしても埋まるものではないと見ています。

 彼らの違いについて言うと、「格差上位」は、

○自分に対して、良い意味でプライドが高い
○そのプライドを生かすための努力を怠らない
○将来に対する青写真を描いている
○考え方が現実的

などの傾向があり、「格差下位」には、

○どうでも良いところでプライドが高い
○プライドだけは豊富だが、努力はしない
○近視眼的である
○考え方が幻想的

などの傾向があり、両者の間には、対照的特徴が複数見受けられます。

 中には、

「金が無いから何も出来なくて、ここまで落ちてしまって……」

のように「経済的格差」を主張する人達もいますが、これはどう見ても詭弁です。お金が無くとも、能力的に群を抜いている「格差上位」の当事者は昔から珍しくもありませんし、寧ろ「背水の陣」であるが故に、彼らの方が、経済的に余裕のある富裕層よりも高い成果を上げることが多いです。本当に優れた人は、言い訳がましいことは一言も言わず、日々淡々と努力しているものです。(個人的には、「経済的格差」よりも、「能力的格差」の方が数倍大きいと感じていますが、これについては話すと長くなるので、またの機会にしましょう。)

 30歳を過ぎると、余程の工夫をしない限り、「格差下位」はほぼ確実に固定化します。

「下位でも何でも構わない」

という人は、それでも特に問題無いでしょう。ただ、

「労働時間だけが長く、賃金は極めて低い」
「危険性の高い現場仕事」
「あらゆる保障が無い」
「将来性も無い」

のような生活が嫌だと感じたら、20代のうちに、最低限の努力はしておいた方が良いでしょう。こちらで見ている限り、固定化した「格差下位」というものには、好意的要素がほとんどありませんから。
posted by Ecodog at 06:00| Comment(0) | 脱ヒキの要点(当事者編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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