2012年04月30日

不登校とその後について

 多分、偶然だとは思うのですが、4月は不登校になったその後についてお話をする機会が多かったもので、少しこちらにも掲載しておこうかと思います。

 かなりアバウトではありますが、現在のところ、不登校になった子のその後のルートは、大体以下のようになっています。

1:小・中学・高校から不登校→そのままNEET或いは引きこもり

 これは、不登校関連では比較的オーソドックスなパターンで、「特に戦略も無いまま適当に生きていると、気付いたときにはこうなっています」という分かりやすいケースです。

 不登校のタイミングとその後の引きこもり期間にもよりますが、このルートで30歳を突破すると、9割方暗い未来へ一直線です。20代の半ばまでに具体性のある行動を取っておかないと、アルバイトにすら採用されなくなったり、適応不能になるなど、冗談抜きに人生が終了することがあります。

2:小・中学・高校から不登校→フリーター

 あまり多くはなく、稀に見かけるケースです。

 ただ、これは短期的な選択であることが多く、長期間続けるケースはあまり聞きません。あくまで、場繋ぎ的な意味合いの強いルートです。と、同時に、仮に長期間続けたにしても、単純労働に未来はありません。

3:不登校→定時制高校・通信制高校・高認

 これは、ある程度現実的戦略眼のある子のケースですが、その後の行き先によって、未来が大きく分岐します。即ち、

3-a:不登校→定時制高校・通信制高校・高認→一定水準以上の大学
3-b:不登校→定時制高校・通信制高校・高認→底辺大学や、就職先の無い専門学校等


です。

 3-aのルートを経過した場合、一応将来性は確保されているので、余程のことが無い限り、先行きに詰まることはありません。これについては、CARPE・FIDEMでは一般的なルートで、事例は豊富です。

 一方、3-bのルートについては、仮に進学しても、卒後の仕事環境が熾烈なことが多く、結局はNEET或いは引きこもりになる可能性が高いことから、一見すると進んでいるように見えて、結果的には問題の先延ばしにしかなっておらず、終着地点が1と同じになるケースがしばしば見受けられます。つまり、定時制や通信制高校に進んでも、その先を考えておかないと、結局元に戻ってしまう、ということでしょうか。

 先見性のある一部の子は、この危険性に気付いて行動しているようですが、少数派と言えるでしょう。以上のような事情があるためか、「不登校になったら人生終了」のような風潮が出てくるのかも知れませんが、先見性の有無は、能力の有無と実質的には同じことですので、仕方無いと言えば仕方無いのでしょう。何もしないから「人生終了」なのであって、不登校を経ても、「出来る子は出来る」というのが現実です。

 それにしても、この『気付ける、気付けない』の差はどこから出てくるのでしょうか? 次回は、この点について現場的な視点を掲載しておきましょう。 

 
posted by Ecodog at 01:49| Comment(0) | 不登校関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: