2012年05月06日

不登校とその後について2

 一回飛んでしまいましたが、「不登校とその後について」の続き、「気付ける、気付けない」の違いについてお話を進めます。

 結論から先に言うと、現在では、

1:情報量
2:周辺環境
3:親と本人の意識


の三つが大きな分岐点となっています。


 1の「情報量」とは、「18歳以降の進路状況について、どの程度知識があるか?」です。

 調べれば誰でも分かることですが、定時制や通信制高校などから進める進路先は、一部を除いて、就職しても所謂ブラック企業、進学してもまともな仕事の無い底辺大学や短大、専門学校などが多く、進む前から「詰んでいる」ケースが一般的です。

 同時に、そこから抜けるには、

A:他人が持ってない特殊な能力や才能を持っている
B:一定水準以上の教育水準を確保する


の二択した選択肢がありません。しかし、Aなどは極めて稀で、スポーツや音楽、美術、将棋などで特異的な才能を持っており、高卒資格を確保するためだけに通信制に通っているような事例がメインですので、一般の不登校経験者とは無縁の話です。よって、現実的選択肢は、Bしか存在していません。

 以上のような情報を知っているか否かが、まず第一の分岐点となります。


 2の「周辺環境」とは、主に学校のクラスメイトの動向です。

 1のような情報を持っているメンバーが多ければ、自ずと危機意識が醸成され、行動も早くなります。しかし、何も考えていないメンバーが多ければ、「朱に交われば何とやら」というわけで、必然的に行動も遅くなり、チャンスも早々に逃げて行きます。

 「孟母三遷」ではありませんが、周囲の環境というものは、非常に大きな力を持っています。刹那的にしか考えられない者が劣勢になり、長期的展望のある者が優勢になるのは自然なことですが、自分を優勢な環境に置けるかどうかは、その後の流れを決める決定的要因の一つと言えます。


 3の「親と本人の意識」とは、以上のような事情を踏まえた上で、行動する意思があるか否かの問題です。 

 あまりこのような話をするのは良くないのですが、不登校経験者の中には、何も考えることが出来ず、完全に呆けてしまっているような者もいます。この場合には、先が無いことが分かっていても、全く無関心でいるケースがしばしば見受けられ、そのまま連続的に引きこもりやNEETになる例も珍しくありません。また、それに対して、親も完全に無関心で、その後がどうなるかについても、思考することが出来ない場合があります。

 経験則的には、将来について「親の意識レベルが高い」か「子供の意識レベルが高い」かのどちらかが確保されていないと、ほぼ100%NEET・引きこもり生活が確定しています。行動する意思の無い者に未来が無いのは当然ですが、これも大切な要素です。


 以上のように、基本的には当たり前の事柄が、不登校のその後を決める大きな要因となっています。3については無ければ論外ですので、3を確保している先見性のある方は、1と2について具体的に調査し、自分のキャリア形成についてじっくりと考えてみるのが良いでしょう。年齢も若くてやる気のある人にも道を閉ざす程、今は残酷な時代でもありませんし。


 
posted by Ecodog at 00:59| Comment(0) | 不登校関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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