2014年11月25日

NEET株式会社の本質的な問題点(2)

 前回は50人まで削減する話をしましたが、今日はその続きのチーム編成から。

 チーム編成ですが、個人的には、リーダー格が多めに確保出来た場合には、5人を10チームとかでも良いと思います。飲み会をやってみれば分かりますが、10人だと話がまとまらないことが多いですから、コミュニケーション重視なら、もっと少人数でも大丈夫でしょう。

 削減は不適切な人材を除外することが目的でしたが、チーム編成は個々人の意見を出やすくする点に目的があります。個々人の能力が最大限出せる数が望ましいですね。


 チーム編成が終わったら、次は資金集めです。リーダー以下全員で一ヶ月間バイトに出かけます。(ものによっては、政府系金融機関の政策金融公庫に出向くという手もあるかも知れませんが、大手町フィナンシャルシティの威圧感も相まって、恐らく華麗にスルーされると思いますので、それは後ほど。責任の所在がいい加減な場合、あんまり借金はせん方がいいですしね。)

 具体的には、仮に10人チームとした場合、目標額は100万円。

900(円/時)×8(時間)×20(日)×10(人)=144万円

ですから、現実的に見ても可能でしょう。

 因みに、この段階で途中で投げ出したり、挫折したりする人が最低でも20%程発生するはずです。その場合、何らかの特技がある人材以外は無条件でカットします。この段階でコケる人材は、後になって厄介事を起こす可能性がデカいですから、早々に足切りをかけておきましょう。ただ、チームが認めるような能力がある人材なら、他でカバーして貰うのもアリだと思います。


 この段階で確保されているのは、8人のチームが5つと、それぞれが持つ100万円の資本金です。次は、これをどのように使うかを考えてみましょう。
posted by Ecodog at 21:14| Comment(2) | 徒然なコメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この会社のことをチコッと調べてみましたが、
この組織には、社会の中で利益や価値を生み出すことが目的の“機能集団”ではなく、
互いのアイデンティティを確認することが目的の“共同体”といった印象を受けました。

それに、この組織に“理念”を感じません。
どういった人たちが集まって、何を目的として行動しているかが良く分からないのです。
とりあえず社会に溶け込めない人を集めて、
とりあえず何かやってみる、
という程度のものしか感じません。

この組織が機能不全に陥ったのは大村さんの仰る通り、
組織に不適切な人材が多く含まれていることにあると思いますが、
その不適切な人材が紛れ込んだ原因は、
理念の曖昧さにあると思います。

組織を作る際において理念は肝心要だと思うのです。
いい加減な理念のもとにはいい加減な人間しか集まりません。
ましてや、人を集める際に“ニート”という半ばスティグマ化した言葉を使えば、
集まってくるのはそのスティグマに深く同一化した人、
つまり、世間が「ニート」という言葉から想像する通りの、
意志薄弱で、未熟で、能力の低い人です。

それに、
基本的に負け組み意識から出来上がるコミュニティは
嫉妬と憎悪で殺伐とするのが性です。
自分は社会的に劣ったカテゴリーに入る人間だという自意識が強いからこそ、
そういったコミュニティーを作り上げて自らの傷を癒そうとするのでしょう。
しかし、劣った人同士であっても、人が集まればそこには優劣が生じます。
そして、そこに集まる人たちはその“優劣”に対して強い憎悪や恐怖を感じます。
すると、その人たちはあらゆる方法でその“優劣”を消そうとします。
例えば、不良グループは少しでも更生の兆しを見せた人をリンチしますし、
男子に相手にされないモテない女子グループは、
少しでも男子と仲良くした子をハブきます。
この組織では大方、
ニートらしからぬ行動力や判断力、前向きな姿勢を有した人に、
そうでない人たちが嫉妬して足を引っ張った、
といったところではないでしょうか。

私個人としては、代表の崇高かつ可能性に満ちた試みに、
能力資質共に劣る無能で悪意を持った人間が偶然にも紛れ込んだために、
運悪く経営が傾いた、とは思いません。
失敗は理念の曖昧さに多く起因していると思います。

大村さんの言うような人材の取捨選択の後には、
「どういった人が集まって、何を目指している組織なのか」を、
よく考え直すこと、ハッキリさせることが必要だと思います。

(といっても、
曲がりなりにも会社経営という形で社会貢献している方々に対して、
自分のような無職の人間が口を出すのはお門違いなのかもしれませんが……。)

散々偉そうなことを言ってしまいましたが、
社会の中で生きづらさや居心地の悪さを感じている人間が、
自らを被害者ととらえず、悲観することもなく、
積極的に自分の居場所を作ろうとするその姿勢はとても素晴らしいと思います。
陰ながら応援してます。
出来れば自分もそういった姿勢で生きて行きたいですね。

ところで、大村さんはこのブログで
「自我が未熟」といった表現をよく使用されていますが、
具体的に言うとどういった人のことをいうのでしょうか?
イマイチイメージできないので教えてもらえると嬉しいです。
Posted by medium at 2014年11月29日 00:00
>mediumさん

 ご無沙汰しております。大村です。返信遅れてすみません。

>この会社のことをチコッと調べてみましたが、
>この組織には、社会の中で利益や価値を生み出すことが目的の“機能集団”ではなく、
>互いのアイデンティティを確認することが目的の“共同体”といった印象を受けました。

 私もそうだと思いますよ。どこかでまた書きますが、旗振り役が大物である点を除けば、今回のNEET株式会社(以下ニ社)と同じような取り組みは10年位前からチラホラあります。

 ただ、どれも収益性が目的ではなく、まさに「アイデンティティの欠損した可哀想な引きこもりやNEET達のための居場所を作ろう!」的な感じの、正直人を馬鹿にしたようなものでした。

 個人的には、この待遇に甘んじる当事者と、「馬鹿にするな!」と怒る当事者とのシンメトリックが印象的でしたね。その後の動きで上手くやったのは後者のみでしたが、前者に未来はないようです。

 私個人としては、今回のネタは主導側に力がありそうだったので期待していたのですが、ちょっと難しかったのかも知れません。


>それに、この組織に“理念”を感じません。
>どういった人たちが集まって、何を目的として行動しているかが良く分からないのです。
>とりあえず社会に溶け込めない人を集めて、
>とりあえず何かやってみる、
>という程度のものしか感じません。

 見ている限り、私もそう思います。推察ですが、代取の若新さんが持つ複数の「ネタ」のうちの一つなだけだと思います。幸いなのは、若新さんが一生懸命(と勝手に思っているのですが。)な点位でしょうか。


>この組織が機能不全に陥ったのは大村さんの仰る通り、
>組織に不適切な人材が多く含まれていることにあると思いますが、
>その不適切な人材が紛れ込んだ原因は、
>理念の曖昧さにあると思います。

 仰る通りだと思います。個人的には、若新色のする「理念」らしいものを極力排除した結果なのだとも考えていますが、はっきりしたものが無いのは事実でしょう。

 仮に、内部から自然発生的に理念が構築されてくるのなら、その理念から外れた人間は自然と消えていきますので、それはそれで一システムの「発生」としてはアリなのかも知れません。

 もっとも、自然発生型の理念が効果的かどうかは如何ともし難く、結局は最底辺の人材しか残らず、混乱に次ぐ混乱で、早く抜けた方が勝ちだったりするのかも知れません。悪貨は良貨を駆逐しますから、大鉈を振るわない限り、現状ではもう無理かな、とも思っていますが。


>組織を作る際において理念は肝心要だと思うのです。
>いい加減な理念のもとにはいい加減な人間しか集まりません。
>ましてや、人を集める際に“ニート”という半ばスティグマ化した言葉を使えば、
>集まってくるのはそのスティグマに深く同一化した人、
>つまり、世間が「ニート」という言葉から想像する通りの、
>意志薄弱で、未熟で、能力の低い人です。

 全面的に同意ですね。実際、そこそこに能力がある人間なら、勝手に社会で上手くやってしまいますから、いい加減な理念に集まる段階で数歩出遅れているのだと思います。そして、現実のニ社はそれに近いものだったのだと思います。

 ただ、私個人としては、仮にこのニ社がポシャったにしても、ここを一つのステップにして、別の場所で自律的活動を行う人が出てくることを期待しているのです。言うなれば、ニ社は起業のための「学校」であり、一つの踏み台。

 まあ、正直それでもかなり難しいのですが……。


>それに、
>基本的に負け組み意識から出来上がるコミュニティは
>嫉妬と憎悪で殺伐とするのが性です。
>自分は社会的に劣ったカテゴリーに入る人間だという自意識が強いからこそ、
>そういったコミュニティーを作り上げて自らの傷を癒そうとするのでしょう。
>しかし、劣った人同士であっても、人が集まればそこには優劣が生じます。
>そして、そこに集まる人たちはその“優劣”に対して強い憎悪や恐怖を感じます。
>すると、その人たちはあらゆる方法でその“優劣”を消そうとします。
>例えば、不良グループは少しでも更生の兆しを見せた人をリンチしますし、
>男子に相手にされないモテない女子グループは、
>少しでも男子と仲良くした子をハブきます。
>この組織では大方、
>ニートらしからぬ行動力や判断力、前向きな姿勢を有した人に、
>そうでない人たちが嫉妬して足を引っ張った、
>といったところではないでしょうか。

 いや、他の引きこもり系の取り組みも似たようなものでしたが、推移を見る限り、実際mediumさんの仰る通りだったと思います。

 見ていて面白いのが、不特定多数の人間を受け入れる「優しい系組織」は、皆同じような自壊・崩壊ルートを辿る点です。ニ社はもしかしたら或いは……と思っていたのですが、結局は同じルートを辿りつつあるようです。頑張って欲しいところです。


>私個人としては、代表の崇高かつ可能性に満ちた試みに、
>能力資質共に劣る無能で悪意を持った人間が偶然にも紛れ込んだために、
>運悪く経営が傾いた、とは思いません。
>失敗は理念の曖昧さに多く起因していると思います。

 平たく言えば、そういうことだったのでしょうね。


>大村さんの言うような人材の取捨選択の後には、
>「どういった人が集まって、何を目指している組織なのか」を、
>よく考え直すこと、ハッキリさせることが必要だと思います。

 先に言われてしまいましたね。良いところ持ってかないでよ(笑)。


>(といっても、曲がりなりにも会社経営という形で社会貢献している方々に対して、自分のような無職の人間が口を出すのはお門違いなのかもしれませんが……。)

 どんなものでも、主張は主張です。胸張っておいて下さいな。謙虚さはある意味美徳でもあり礼儀でもあると思いますが、ゲージの振り切れた人間は、そもそもそんなこと気にしませんよ。mediumさんも、ゲージを振り切って欲しいですね。


>散々偉そうなことを言ってしまいましたが、
>社会の中で生きづらさや居心地の悪さを感じている人間が、
>自らを被害者ととらえず、悲観することもなく、
>積極的に自分の居場所を作ろうとするその姿勢はとても素晴らしいと思います。
>陰ながら応援してます。
>出来れば自分もそういった姿勢で生きて行きたいですね。

 全面的に同意見です。本来、人間はそうあるべきだと思います。だから、この世は生きていて面白い。


>ところで、大村さんはこのブログで
>「自我が未熟」といった表現をよく使用されていますが、
>具体的に言うとどういった人のことをいうのでしょうか?
>イマイチイメージできないので教えてもらえると嬉しいです。

 別にそんな深いものでもないのですが、分かりやすく細かく言えば、

1:他人から少し批判されただけですぐに動揺する人
2:他者との比較でしか自分を捕捉出来ない人
3:付和雷同する人
4:基本的なリーダーシップや決断能力の欠如した人
5:他者を蹴落としたがる人
6:他者を評価する基準が曖昧な人
7:経済的に自立出来ていない人

とか、そんな感じの要素をこねくり回した人物でしょうか。

 要は「オレはこの生き方でいいんだ!」とはっきり言えない人全般です。何ともツマラナイ、面白みに欠ける人間かと。
Posted by 大村悠輝 at 2014年12月03日 23:54
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